Active-HDLにて既存のデザインを開く場合に、デフォルトでは、デザイン階層の初期エラボレーションを実行します。ツールが即座にバウンドしていないコンポーネントについてレポートするため、多くの場合においては、これは望ましい処理です。しかしエラボレーション処理を無効にしてデザインの読み込を処理を速くしたい場合もあります。またイニシャライズシミュレーション時にのみコンポーネントをバインドしたいこともあります。
デザイン読み込み時に初期エラボレーション処理を無効にするには、designtopremove on コマンドを実行するだけです。 startup.do マクロファイルに上記コマンドを記述しておくと、Active-HDL起動時に毎回実行されます。 下記の手順で実行します。
Active-HDL インストールディレクトリ/Script/startup.do ファイルを開きます。
スクリプトファイルの最後の行に、次のコマンド行を追加します。
designtopremove on
スクリプトファイルを保存して閉じます。
次回実行時からActive-HDL はデザインの読み込み時にエラボレーションを実行しなくなります。
デザイン読み込み時の初期エラボレーションの設定を元に戻したい場合には、コンソールでdesigntopremove off コマンドを実行するか、startup.do マクロファイルから、designtopremove on 行を削除してください。