« Prev | Next » Active-HDLとALINTの統合 概要 Active-HDL は、ALINT デザイン解析ツールとのインタフェースを提供します。本機能を使用すると、Active-HDL から直接デザインのリントチェックを実行することができます。 指定されたオプションに基づいて、ALINT でデザインを開く、またはデザインを開きコンパイル時とエラボレーション時のリントチェックを実行するためのマクロファイル一式が生成されます。ALINT で実行用のカスタムマクロファイルを使う方法もあります。 注意: Active-HDL と ALINT間で共有するソースファイル（ライブラリ、設定ファイル等）は 別々に保存されます。これにより、どのファイルも上書きされることがなく、間違って削除されることもありません。 インタフェースの設定方法 Active-HDL の設定に先立って、お使いのマシンに ALINT の最新バージョンがインストールされていることを確認してください。 Active-HDL を起動し、必要なデザインを開きます。 ALINT インストールディレクトリを指定します。 Tools | Preferences を選択します。 Linting カテゴリで ALINT を選択します。 インストールディレクトリを指定します。 図1 Preferences ウィンドウでの ALINT インストールディレクトリの指定 リントチェックの設定をし、ALINT をリントチェッカーにに指定します。 Design | Settings を選択します。 Linting カテゴリで ALINT を選択します。 図 2 Design Settings ウィンドウでの Linting 設定 オプションの設定 ALINT 起動用のマクロを自動生成するか、カスタムマクロを使用するかを選択できます。 Generate macro をチェックすると、Active-HDL により自動生成されるマクロを使って、ALINT でのリントチェックを実行します。これらのマクロファイルによりデザインのリントチェックの特別な処理（ALINT プロジェクトの作成、コンパイル時のリントチェック、エラボレーション時のリントチェック）が実行されます。マクロの実行順序はメインマクロファイル (run.do)に記述されており、マクロはデザインフォルダに保存されます。 自動生成マクロで実行する内容を選択することができます。 DEFAULT ポリシーを使って、リントチェックを実行するかどうかを選択できます。選択しない場合は、ALINT のプロジェクトを作成し、リントチェックを実行しないで停止します。 追加ライブラリを指定して、リントチェック時に参照することができます。 Use custom macro をチェックすると、ALINT での処理を記述したカスタムマクロファイルを選択することができます。 ALINT の起動 リントチェックを実行します。 Simulation メニューから Run in Aldec ALINT を選択します。 図 3 Active-HDL の Simulation メニューから ALINT を起動 ALINT でリントチェック実行結果を確認します。 図 4 ALINT 実行結果 ALINTのDesign Managerには、Active-HDL の環境に基づいて作成されたワークスペースとデザインが表示されています。ALINTは、リントチェック結果である違反情報データベース ファイル(AVDB)も作成します。バイオレーションビューワには、デザインユニットに対して検出されたエラーやワーニングの詳細情報を表示します。コンソールウィンドウには、生成されたマクロファイルの実行結果が表示されます(run.do、create_workspace.do、compile_workspace.do およびinitialize_simulation.do)run.do ファイルは、他のマクロファイルを呼び出して、ワークスペースとデザインを作成し、デザインのリントチェックを実行します。これらのマクロファイルも Design Manager に表示されています。 図 5 生成されたマクロファイル ALINT起動後は、マクロファイルを修正して、使用するポリシーを変更したり、出力するレポートファイルのフォーマットを指定したりすることができます。 Previous article Next article
