« Prev | Next » IBM ClearCase ダイナミックビューでシミュレーションをイニシャライズすると、カーネルメモリリークが発生 概要 IBM Rational ClearCase ダイナミックビュー (MVFS ドライブ)で直接 Active-HDL のシミュレーションを実行するとブルースクリーンやシステムクラッシュに続いてカーネルメモリリークを観測します。シミュレーションがイニシャライズされると、asdb ファイルが作成され ClearCase ダイナミックビューに置かれます。その後シミュレーションが進むか否かに関わらず、タスクマネージャやプロセスエクスプローラで物理メモリ全体が増加するのが観測できます。プロセスエクスプローラを使用する場合、カーネルメモリが増加していることがわかります。カーネルメモリは、どのプロセスにも割り当てられないシステムメモリです。物理/カーネルメモリのアロケーションが急激に増加することによりシステムクラッシュが発生します。 本件は ClearCase 製品の既知の問題です。次のリンクを参照してください。 http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21422708 対応 本問題には次の手順で対応してください。 HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Mvfs\Parameters で、REG_DWORD タイプの MvfsViewAttachMup を追加し、1 を代入します。 マシンをリブートします。 注意: 一般的に、ClearCase ダイナミックビューワで直接シミュレーションを実行するのは適切ではありません。それは IO パフォーマンスがローカルディスクより遅いからです。コンパイルとエラボレーションの時間に影響がでます。 Previous article Next article