ツール・アセスメントおよびクオリフィケーションのプロセス

ツール・アセスメントとクオリフィケーションの目的は、所定のデザインや検証をツールで行うときに容認できる信頼レベルでできるかどうか確認することです。DO-254でツールをデザインや検証に使う前に、ツール・アセスメントを実施して、必要なら基本ツール・クオリフィケーションのプロセスを文書に記録しておきます。

 

アルデックは、RTCA/DO-254 Section 11.4「Tool Assessment and Qualification Process」に規定された厳格なプロセスに沿って、自社のツールを厳正に検査しました。可能であれば、独自のアセスメントを達成するために手作業で検証結果を確認することをお勧めします。手作業での確認が無理なら、アルデックのDO-254ツール専用のツール・クオリフィケーション・データバッケージを提供します。

 

DO-254/CTS™ツール・クオリフィケーション・データバッケージ

総合的なツール・クオリフィケーション前データパッケージ。認証申請者は自分のライフサイクル・データに合わせて簡単にカスタマイズできます。このデータパッケージはデザイン保証レベル (DAL) AおよびBのFPGAに適用することが推奨されます。そのようなFPGAをターゲットとしてテストする場合、ツールの自動検証機能に信頼性が必要です。データパッケージの構成は次の通りです。

  • ツール・クオリフィケーション計画 – 求められる信頼度で、DO-254/CTSが予測通りの動作をして、デザイン・エラーを見逃さず、求められる信頼度を達成することを示すために使用します。カスタムCVTソフトウェア、カスタムドーターボード、COTSマザーボードなどのDO-254/CTSコンポーネントはアルデックの診断用デザインで厳格にテスト済みです。診断用デザインはお客様のテスト対象デザイン (DUT) のI/Oインタフェースとクロックを模して制作します。
  • ツール・オペレーション要件 – ツールのオペレーション要件や機能要件は5個のカテゴリ (Information, Diagnostic, Configuration, Error Detection, Comparison) に分類されます。
  • ツールテスト計画 – テストケースを取り込んで、所定のツール要件を検証します。テストケースはテスト記述、テスト手続、VHDLデザイン、テストスクリプト、入力ファイルおよび期待される結果で構成されます。テストは支給のテストスクリプトを用いてお客様の敷地内で繰り返し実行できます。
  • ツール・クオリフィケーション完了サマリ – ツール・クオリフィケーション完了サマリ – テスト結果を文書化し、テストケースに合格か不合格かを判断します。ツール要件、テストケースとテスト結果のトレーサビリティ・マトリクスも記述されます。ツール要件、テストケースおよびテスト結果のアクティビティ・レポートも添付されます。レビューはチェックリストを基にアルデックの担当者が行います。

 

Active-HDL™コード・カバレッジ・ツール・クオリフィケーション・データパッケージ

現在、RTCA/DO-254 Section 11.4.1 #4に記載されているガイダンスでは、コード・カバレッジ・ツール で要素解析が実行された場合、ツール・クオリフィケーションは必要とされない、とされています。しかし、認証機関によっては、コード・カバレッジにも所定のDO-254プログラムについてツール・クオリフィケーションを受けるよう要求しています。いずれにせよ、アルデックはRTCA/DO-254セクション11.4規定の厳格なツール・クオリフィケーション・プロセスに従ってActive-HDLのコード・カバレッジ・ツールを厳密にテストし、合格しています。コード・カバレッジのテスト用に生成される要求は、VHDL Language Reference Manual (LRM) 2章・8章・9章の実行可能構造体をベースにしています。アルデックはVHDLテストケースとツール・クオリフィケーション計画、ツール・オペレーション要求、ツール・テスト計画、ツール・クオリフィケーション完了サマリなどの色々な文書を含むデータパッケージを提供し、コード・カバレッジと、分岐・ステートメント・カバレッジで予測通りの正確なカバレッジ・カウントが出ることを証明します。

 

HDLシミュレータの独自ツール・アセスメント

Active-HDLやRiviera-PRO、サードパーティのHDLシミュレータなどのHDLシミュレータは、DO-254/CTSで個別に査定できます。RTLシミュレーションからのテストベンチはFPGA物理検証中にDO-254/CTSでテストベクタとして再利用できるので、ハードウェア・テストとRTLシミュレーション結果のマッピングと比較対照は簡単にできます。

 

 

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